商業施設のフロアガイド制作

大阪南港にあるATC(アジア太平洋トレードセンター)ビルの
館内フロアガイドのデザインをさせていただきました。
テナントの大きな変更もあって、フロアガイドの完全リニューアルです。

ATCフロアガイド 外面
リニューアルしたフロアガイドの外面(データ)
ATCフロアガイド 中面
リニューアルしたフロアガイドの中面(データ)
ATC フロアガイド
リニューアルしたフロアガイドの外面(印刷物)
ATC フロアガイド 中面 フロア平面図
リニューアルしたフロアガイドの中面(印刷物)

ATCは、O’s(オズ)というエリアとITMというエリアに分かれていて、
飲食店や物販の店舗、アミューズメント施設や企業のオフィス、
役所機関などが入居しているビルです。

今回はフロアガイドをリニューアルするにあたって
どんなコンセプトをもとに形にしていったのか、
その考え方をどんなふうにデザインへ落とし込んでいったのか
という流れをご紹介しようと思います。
施設の案内図などを作る際の参考にしていただければと思います。

ご紹介するのはデザイズミのフローですので
他の方のやり方や考え方とは違うことがあるかもしれませんが、
あくまでもご参考に、ということで…

デザインリニューアルの3大ポイント

デザインのリニューアルにあたっての大事なポイントは3つ。

まず1つめは「変わった感」。せっかくリニューアルして新しくするんですから、
”前のものから変わった”っていうことが明らかなほうがいいわけです。
一新っていう感じ。気分もかわるし。
なので表紙も今までとは雰囲気をガラリと変えようと思います。

次に2つ目として「見やすさ、わかりやすさ」ですね。
2つ目としたけど、たぶん「変わった感」よりもこっちの方が大事です。
わかりやすく、見やすくなってないとリニューアルする意味がないですから。
わかりやすさは大前提です。

そして3つ目は「その場所の雰囲気に合っているか」
施設の雰囲気にそぐわずフロアガイドだけ浮いちゃってもアレですし、
手に取って違和感がないっていうことかな?

他にも考えなくちゃいけないことがいろいろあります。
表現の仕方とか、フロアガイドの大きさとか、どんな紙を使うのかとか、、、

でもまあ、大枠で考えなくちゃいけないのはこの3つかなと思います。

変わった感
見やすさわかりやすさ
その場所の雰囲気に合っているか

です。

以上の3つを踏まえてデザインを作成していきます。
それでは順番に見ていきましょう。