今回は、飲食店のオープンチラシのお話。
ご依頼いただいたのは大阪府和泉市唐国町にある、美食屋辻商店さんです。
名前は辻商店という、なんか醤油とか乾物でも売ってそうな感じの古風な屋号ですが、本格的なコースメニューを楽しめる、小ぢんまりとしたオシャレなダイニングなのです。
そもそも辻さん、ウチの息子が小学生だった時、入っていた少年野球チームでお世話になっていた方なのですが、一時期間限定で運営していた自分のお店を本格的にオープンさせていきたいということで、周辺への認知のためのチラシを作りたいというご要望でした。
辻さん自身は大手外食産業で料理長として十数年のキャリアの持ち主。
提供するお料理には並々ならぬこだわりがありそうです。
そんな風に書くと頑固オヤジなんじゃないかと思われてしまうかもしれませんが、全然違って、人当たりの良い気さくなおじさんです。たまにオヤジギャグが飛び出します。
ワタシはいつも和泉の円広志と呼んでいます。本人は否定しますが。
しゃべり方や表情、声もよく似てるんです。
でも、ご本人曰くシャイな方らしく、インスタなどSNSでは一切自分の写真を出しません。
「顔出したらよろしいやん。オーナーの顔が見えるほうがいいと思いますよ」て、いくら言ってもかたくなに拒否するんです。
なんとか少しでも写真におさめようと思い、何枚か撮った写真で、まあ、載せても問題ないかなというのはこの下の写真くらいですかね~
さて、辻商店のお店ですが、辻さんは和泉のこの地にお家を立てる際に、将来お店ができるようにと自宅に隣接するかたちで作られていました。これまでも一時お店を開けたことはあったのですが、普段お仕事で料理人として勤められているため、お店をオープンできるのは休日のごくわずかな時間だったそうです。
そしてこのたび、お仕事も調整しながら常時営業とまではいかないのですが、土日祝のみ、ご予約の方限定でのオープンをすることになりました。そして周辺への認知が必要ということで、店舗前に配架したりポスティングするためのチラシを作ることになったというわけです。
来てほしいお客さんを想像しながらデザインする
さて、そろそろ本題に入りたいと思いますね。
今回は写真撮影やデザインはすべておまかせいただきました。
限られた予算の中だったので、そこまで凝った作りにはできなかったのですが、お料理や店内の紹介やどういった使い方がおすすめなのかということをキチンと伝えるためのデザインを心掛けました。あと、折り方を工夫することで手に取ってもらいやすいサイズにしています。
ちなみにこれは十字折りといって、読んで字のごとく、ハンカチを十の字に折るのと同じ要領で折られたチラシです。
展開すると210mm×210mmの大きさです。A4サイズの短いほうの辺の長さが210mmなので、四辺その長さで正方形です。たたむと一辺が105mm(縦10,5cm×横10.5cm)の正方形になります。
デザインをする上で大事なのは、来てほしいお客さんを想像しながらデザインをするということと、お店の雰囲気に合ったデザインをすること。ランチが豚丼800円、スイーツ付きのランチコースが1200円なので、決してお高くはないけど、ちょっと贅沢な雰囲気をゆっくり味わってほしいということを、シンプルに表現しました。
まだまだこれからのお店ですが、オーナーが気持ちよく仕事ができるお店に成長していけるよう、応援させていただきます!
ちなみに予約はLINEかインスタのDMでのみ対応するということにしました。 電話で受けないのは苦渋の決断なんですが、対応できるところから始めようということで。
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