製品やサービスのロゴ
世の中には数多くの企業があり、それぞれ名前があります。そしてその企業の作る製品やサービスにもそれぞれ名前がありますよね。
たとえば、製品だと日清の“カップヌードル”やカルビーの“ポテトチップス”っていう製品の名称だったり、シャープという企業の“アクオス”という製品の名称です。サービスだと、ヤフーの“ヤフオク!”や ヤマト運輸の“宅急便”などのことです。

どれもあまりにも有名ですが、名前を聞いただけでも頭の中にロゴマークが浮かんでくるものもあるんじゃないでしょうか?
右側は製品やサービスのロゴですが、どれも企業名のロゴと同じくらい印象的だなあと思いますよね。
今回、昭和スプリング株式会社様より、自社製品ブランド「Pattiシリーズ」のロゴマークを制作させていただいたのですが、その制作プロセスをご紹介します。
昭和スプリング様は板バネ専門のメーカーであり、自動車や電気製品、機械設備のなかで使われている様々な板バネを製造されています。2019年、自社の技術を使った自社製品として「スライドスケールクリップ」という商品を展開されることになりました。
そして、今後複数の商品を展開するであろうの自社商品群にブランド名“Patti(パッチ)”という名前を付けられました。
これは、板バネを使った部品同士が「パチッ!」と止まる様子を名前にしているとのこと。
業界内での認知を広げたり、社内でのモチベーションを高めるためにブランドロゴを作ることになりました。
ロゴ制作の流れ
ロゴを作るにあたっては以下のような流れとなりました。
デザイズミでは一般的にこのような流れとなります。





ラフ段階では様々な視点で作成したラフを複数作成し、社長様やご担当の方に説明をします。なぜこのような形と色になっているのかを、きちんとご理解いただくためです。
Pattiロゴは、社員さんのなかで多数決で決まった案をもとにブラッシュアップを行っていきました。 会社によって、決め方はいろいろあるみたいですね。
納品に関しては、基本的に印刷用のデータとして、Adobe Illustrator 形式、PDFを納品します。
ロゴの運用にはガイドラインがあったほうが良い
ロゴは、 ブランドイメージの確立には 統一されたイメージを掲示する必要があります。
使うシーンによって、色味が変わったり、あしらいが変わってしまったりすることは好ましくありません。
カラーのロゴでも、モノクロ印刷の時にはどんなふうに見えるのが良いのかとか、写真が背景の時や濃い色の時はどうするのか、ロゴの周りの余白はどれくらい必要なのかといったことを、初めに細かくガイドラインを決めておきます。
これを基準書といっていますが、同じロゴデータでも、扱う人間によってイメージの差が出ることの無いようにあらかじめ決めておくことも、ブランドイメージを浸透させるには欠かせないことです。
完成したロゴと、そのロゴを使った製品パッケージ
こちらが完成した Patti のロゴと、そのロゴが刻印された「スライド式スケールクリップ」製品と、そのパッケージです。今回はその製品台紙の制作も受けさせていただいたのですが、その記事はまた別の記事で書きますね。




クライアント:昭和スプリング株式会社
製作期間:約5か月
制作物:ロゴマーク(ロゴタイプ)、製品台紙