看板を変えたい!って思われたことありませんか?
お店の扱う商品やサービスの内容が開業当初から変わったり増えたりして、当初に作った看板とマッチしなくなってしまう。または、単純にデザイン的に古くなったからイメージチェンジしてアピールしたい、お店の名前を変えるタイミングなどなど…。
看板を変えるのは、必要に迫られないとなかなかできないかと思いますが、色使いを変えるだけでもそのお店や施設に対するイメージを変えることができるのもまた事実です。
クライアントは大阪・堺市中区の深井にある堺ゆらり治療室さん。それまでは「療舎 癒螺理」という屋号でしたが、「堺ゆらり治療室」へと変更するのに伴い、看板とサイン類、印刷物をリニューアルをさせていただきました。
今回はそのなかでも看板サインのリニューアル施工のお話です。
今回は、プロのパーソナルカラースタイリストであるKotonohaさんが、堺ゆらり治療室の奥田院長にとってベストなカラーを診断。それに沿った形で看板をリニューアルをすることに。
診断によれば、院長のパーソナルカラーはタルー、イエロー、パープルだそうです。
デザイズミで行った業務内容は以下のとおりです。
看板・サインのリニューアルの業務の流れ
看板に記載する文言は院長がすべて考えておられました。リニューアルに際しては院長の写真を載せるということも決まっていたので、それら原稿と写真を「どのようにデザイン、レイアウトするか、書体の選択とか、どんな見せ方をするのか」ということをご提案します。
そして今回の一番のポイントはパーソナルカラー診断で導き出された配色をどう使うのか、ということです。
配色はターコイズブルーを基調として、イエローとパープルを差し色で使うことにしました。
ビフォー・アフター
とりあえずビフォー・アフターを見てください。
施工前の状態は、イメージカラーはピンクでした。
リニューアル後、こうなりました。
なかなかのリニューアルっぷりですね!
イメージが変わってわかりやすく、患者様からの評判も良いと伺っております。
さて、ここからはどんな手順でこの工事を進めていったかということを、先ほどご紹介した業務の流れに沿って書いていこうと思います。
お打合せ~お見積り
お打合せは堺ゆらり治療室さんにて行いました。
看板やサインに記載したいことを、あらかじめ院長が文字原稿にしていただいていたので、比較的スムーズに打合せできました。
お見積りは、大きく分けてデザイン費と施工費です。
今回は看板サインの他に、チラシや診察券のデザイン作成もありましたので、すべて込み込みのお値段で提案させてもらいました。
デザイン作成
金額が確定したら次はデザイン作りです。
まず、現状の既存看板やサインの寸法を測ります。これを現調(げんちょう)って言ってます。現地調査のことだと思います。スケールと、脚立が必需アイテムです。
高いところは苦手です。
既存のものを差し替えたり、はがして貼り換えたりするので、たいがいの場合は既存のものと同じサイズでデザインを進めます。
あと、リニューアルの場合は寸法だけじゃなくて、素材もかなり気にする必要があります。
既存の看板は①袖看板の両面、②正面上部の横長い看板、③入口ガラス戸(左)の店名サイン、④ガラス戸(右)に貼る出力シート、⑤左側のタペストリー、⑥駐車場サインです。
① と②は樹脂の板はそのまま再利用して使い、既存のシートをはがして新しいデザインのものに貼り換えます。樹脂の板は経年劣化するので、シートをはがす時に割れてしまう恐れがあります。既存の看板は8年前に設置されたということでそんなに劣化はしていなかったため、樹脂の板を再利用することができました。
デザインの提案
ここからデザインする段階に入ります。
寸法を確定させてそこにデザインを落とし込んでいき、それを設置した合成イメージを作って確認してもらうという作業です。
デザインの展開
それぞれのアイテムのデザインを展開したイメージを作ります。
合成写真でイメージを共有する
施工前と施工後のイメージを比較してクライアントに見ていただきます。
現場での施工
デザインのOKをいただいたら、いよいよ施工です。
電飾看板が2階の壁面についているので足場を組んでの作業になります。
今回は施工段階でプリントのトラブル等あって、ご迷惑をおかけしてしまいましたが、奥田院長、奥様には最後まで気持ちよく接していただき、本当にありがたかったなあと思います。