飲食店の看板設置

大阪府堺市の中百舌鳥(なかもず)駅界隈。

中百舌鳥は地下鉄御堂筋線と南海高野線が乗り入れている、南大阪の住人にとってはわりと主要な駅です。

その中百舌鳥駅から徒歩2分くらいのところに創作料理と季節酒を提供する「福むすび」というお店が2018年12月にオープン。

その「福むすび」さんの看板を作らせていただきました。

お店はビルの2階。もともと和食のお店だったところに居ぬきで入られるとのこと。元の看板も比較的新しくキレイなので、それをベースに上から新しくシートを貼ることになりました。

てなわけで、まずは現場調査です。

前のお店の看板がついている状態。フレーム、スポット照明はそのまま使います。
ビルの2階の壁に沿ってL字型の既存看板。
「福むすび」は2階で、1階には美容室と行列のできるラーメン店が。

2階に上って看板の寸法を測る。
ワタシは高所が大の苦手なので、ここは業者さんにお願いして測ってもらいました(^^;

ワタシ:実際の施工はどうやってしましょう?

業者さん:スライダー(はしご)かタワーを組んでやれないこともないけど、ちょっとしんどいかな~。バケット(高所作業車)が確実ですね~。

ワタシ:ですよね~。ほな、そうしましょう!作業もスムーズにできるし。

ワタシ:でもここ、道路めっちゃ狭いし、すぐそばに踏切があるし、バケット車置いて作業したら車がすれ違い出来なくてえらいことになりますね?

クルマがすれ違うのがやっとというくらいの道幅。すぐ近くには踏切が。

業者さん:ですね~。電車動いてる時間は工事でけへんね。

というわけで、看板設置の施工は25時スタート。終電後、踏切が開きっぱなしになる時間からのスタートに決定したのであります。

ちなみに道路に作業車を停める場合は、道路使用許可が必要です。
管轄の警察署へ申請し、1週間後に許可をもらいに行きます。

デザインデータを作る。

寸法を測ったら、デザインを起こします。
いつものようにイラストレータで、せっせせっせとイメージづくり。

でけた~!

このデザインを実際に付けるとどうなるのか?
こういう場合、ワタシは合成写真を作ってオーナーに確認するのです。

この作業はフォトショップを使ってやります。

出来上がったのがこんな感じ。お~まさに合成写真‼よーでけてるやん。

デザインを合成したイメージ画像

このイメージをベースにデザインの微調整を行い、何屋さんなのかがすぐにわかるようにと、最終的には和紙風のこんなデザインに決定しました。

決定したデザインデータ

デザインデータを出力

看板の大きさは全体で約7㎡くらいあります。これを大型のインクジェットプリンターで出力していくのです。

もちろん使用しているメディアは耐候性、表面はラミネート加工を施します。

出力シートを既存看板に貼り付け施工

あとは夜中に施工するのみ!
オーナー様には前もってご近所様にお声がけ頂いているので、スムーズに作業を開始することができました。

午前1時。
バケットには2人が乗り込み、作業を行いました。まず、新しいシートを貼る前に既存看板の表面をアルコールなどで汚れを落とし、きれいに拭いていきます。

新しい看板のシートを右側から貼っていきます。
下についているスポット照明が、思いもよらず出っ張っていて、すこし作業が手間取っています。

なんとか建物正面側の、L字の大きいほうは貼り終えました。

看板・サインの施工の様子

続いて左壁面のほうの作業へと移ります。

作業開始から約1時間。大きなトラブルなく終了することができました。

中百舌鳥・創作料理とし季節酒の店 福むすびの屋外壁面看板

今回は屋外壁面の既存看板へ、新しいデザインの出力シートを上から貼るという内容の施工でした。
デザイン的には、シンプルで遠目から見てもわかりやすく、和食のお店ということなので和紙っぽい感じに仕上げています。

もともとの看板が古く傷んでいるような場合は別の方法をとったと思いますが
既存の看板は素材がアルミ複合版に出力シートが貼られており、比較的新しくきれいだったので今回はその上から新しいシートを貼るという方法を採用しました。

1階にも看板が必要なんだけど

福むすびさんは2階の店舗ですので、1階にも看板をださなくちゃいけません。
1階にあるお店と違って、2階にあるお店はなかなか認知されにくいのです。

1階には電気で光るスタンド看板を置くことにしました。
スタンド看板の制作については次回のブログで記載しようかと思います。
ではでは~

クライアント:創作料理と季節酒のお店 福むすび
制作物:屋外壁面看板シート、デザイン施工一式
期間:約1か月(施工は約2時間)

「飲食店の看板設置」への 1 件のコメント